2016/08/27 08:10
こんにちは!
山二造酢です。
今日は弊社のお酢の醸造工程のひとつ
「粕水」の搾り石のご紹介です。
商品にもよりますが、山二造酢のお酢の主原料は
三重県津市にある酒蔵で造られた地酒を搾った「酒粕」です。
その酒粕をお湯で溶き、仕込みに使う「酢もろみ」の原料「粕水」を作ります。
「酒粕」はご存知のように、板状であったり、お味噌のような状態であったり
ある程度の固体,粘体ですので、そのままでは仕込みを行えません。
そしてまた酒粕の中にある酵母を活性化させるために、
酒粕を湯で溶いて「粕水」を作り、一昼夜おき、
その後、さらに搾り袋に入れて、石の重みで一晩かけて搾ります。
これがその石。
舟と呼ばれる桶の上に3段に重ねます。
もちろん手作業
重い石でひとつが約70kg。
この石9個で一晩かけて「粕水」を搾ります。
「酒粕」の栄養分とアルコールをじっくりと搾り出します。
できるだけ残らず搾り出します。
それを原料にお酢を発酵させることが、
美味しいお酢を造るる方法なのです。
お酢といっても原材料もいろいろあれば、
作る方法もいろいろあります。
工業的に大量生産されるお酢もあれば、
ひとの手でじっくり時間をかけて、
酢酸菌の本来の力を引き出して造るお酢もあります。
「粕水」をじっくりと搾り、その栄養分が酢酸菌の発酵のパワーになります。
美味しいお酢を造る元になるのです。
なのでとっても重要な石なのです。
それが ~粕水の搾り石~ です。
「酒粕」を石の重みで搾り
じっくり発酵、熟成させて造ったお酢と
フルーティなりんご酢をベースに
レモン果汁、蜂蜜を加え
飲んでも美味しい!
料理に使っても美味しい!
「美味しいで酢」
酢の物やサラダ、マリネにお使いいただくか、
4倍程度に希釈してお飲みください。